こんにちは、営業の小林陽です。
暑い日が続いたり、雨が降ったり、湿気もあったりで過ごしづらい日が続きますね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
あっついですよね、ほんっとに。こんな日は、やっぱりあれですよね。あれしかありませんよね。
水鉄砲ですよね。血が騒ぎますよね。
そんなわけでやってきました、県内某市某公園。
昨年に引き続き、仁義なき戦いが今年も始まろうとしています。
リターンマッチは譲れない。今年は負けないぞ息子よ、もとい敵よ。
今年の舞台は昨年と異なり、人工の川が流れる公園。川があるので斜面が舞台です、一筋縄にはいきません。
水鉄砲、もとい武器の性能とフットワークが勝利のカギです。まぁ、それはどこでも同じですが。
昨年の戦いでは、「見知らぬ子どもが敵に加勢し、圧倒的人数差がついた」ことが主な敗因でした。
お陰で私は、「ズブ濡れのおっさん」になって帰るハメに。あんな屈辱はもうたくさんです。
そこで今回の舞台。小さいお子さんを連れたご家族が多い様子。敵に加勢するような小学生はいなさそう。
これで昨年のような“事故”は無さそうです。これはイケる。
さて、ここでお互いの武器をご紹介します。
昨年に引き続き、敵の武器はこちら。
10メートル級の長距離射程に大容量のタンク。安定の高スペックです。
スムーズな移動がしづらい今回の舞台、相手の長距離射程は有効に働きそうです。相手にとって不足なし。
一方私の武器。今年の武器はこちら。
見た目から想像できる、ハッキリしたスペック差。
しかし、私も日本男児のハシクレ。そんなことに腹を立ててはなりません。
スペック差など、筋力と胆力でカバーするのが漢ってもんです。
高鷲で鍛えたふくらはぎ、その筋力を発揮できるこの時を待っていました。
自慢のフットワークを駆使して長距離射程の銃撃を避け、一気に距離を詰めてこのハンドガンで
着実にダメージを与える作戦です。
お互いの武器に水、もとい燃料を充填し、準備完了。いよいよ、リターンマッチが始まります。
いざ、尋常に。
移動しづらい舞台で猛威をふるう、容赦なき敵の銃撃。
なんとか避けつつ距離を詰め、敵の脇腹に一撃。距離を取る敵。さらなる追撃はほどほどに。
追撃をしすぎると敵がスネて完全終了の可能性が大。それは避けたい。
私も少し銃撃を食らう、一進一退の攻防。
私が使うハンドガンタイプの武器はタンクが小さいため、頻繁な補充が求められます。
敵が距離を取る間に私は川に戻り、こまめに水を貯めることでそのハンデをカバーしていました。
そんな中。
ん?なんだなんだ?様子がおかしいぞ我がハンドガン。どうも引き金が固い。どうした。
そして射程も伸びない。射程5メートルくらいだったのが、2メートルあたりで重力に負ける。
急なイカれ具合に戸惑いつつ、敵の銃撃を避け続けます。
2メートルだった射程もみるみる短くなり、そしてついに銃口から水自体が出なくなりました。
どぼちて?
「ちょっと待って!」と一時停戦を申し込む私。だがそこは仁義なき戦い。奴はそこから2、3発撃ってきます。
戦場に「待って!」などという戯言は許されぬのです。うろたえながら、私はしっかりダメージを受けます。
水じゃない別の何かが中に入ったのか、完全に水が出なくなりました。
1ミリも動かない引き金。1ミリも出ない水。もはやこれは水鉄砲ではなく、ただのタンク。
完全に武器としての機能を失った様子の我がハンドガン。「武器が使えなくなる」なんてまさか想定も
していなかったので、スペアなんてありません。
しかし、私も日本男児のハシクレ。そんなことで白旗を上げる訳にはいきません。
知恵と胆力でカバーするのが漢ってもんです。胆力2回目。
普通に持ってちゃ使えない。
となると、こうなりますよね。
タンクとしての機能を存分に活かした、革新的な持ち方。
給水口を敵に向けて左右に振ることで、広範囲への攻撃が可能です。
お、意外といい感じ。なんとか戦えそうだぞ。
ただ、いくつかの弱点がすぐに露呈しました。
・フタの開閉のタイムロスを無くすため、締めずに走る。そのまま走ると勝手に水が減る。
・振れば水は飛ぶものの、思ったより射程が伸びない。結構距離を詰めないと敵に当たらない。
・広範囲への攻撃は可能だが、その分一撃あたり大量のムダが生まれる。恐ろしく燃費が悪い。
ただでさえ容量が小さいのに、勝手に水が無くなってるわ一撃でやたら水が減るわで、すぐ補充するハメに。
5回も振ればもう補充。その度「ちょっと待って!」を申し込むんですが、そこは仁義なき戦い。
奴はそこから(以下略)
スペックの差は、いよいよ絶望的なレベルに達しました。
しかし、私も日本男児のハシクレ。諦めたら、そこで試合終了です。そうですよね、安西先生。
勝負はまだついていません。
勝手にスペックが落ちようが、敵がケタケタ笑おうが、私は自慢のふくらはぎでひたすら距離を詰め、
敵の懐に攻め入るのみです。
とはいえ、射程も短くなった分、前よりさらに距離を詰めなければなりません。
なんとか銃撃を避けつつ反撃に出るも、タンクを振る直前に石につまづく私。
そこから逆に敵が距離を詰める。私はついにゼロ距離で銃撃を受けました。
ビッッッチョビチョ。7割くらい戦意喪失。
なんとか体勢を整え、応戦しようとします。
しかしタンクに水が無い。聞き入れられる期待ももはやできない「ちょっと待って!」を申し込みながら、
私は川に入り、しゃがみこんで補充します。
次の瞬間、クスクス笑う声が後ろ聞こえたと思ったら、大量の水が私に襲いかかりました。
敵が武器の給水口を開け、残ってた水を全て私にかけたようです。行水の様相。
はい、試合終了。「ズブ濡れのおっさん」ので~きあ~がり。
安西先生、すみませんでした。「諦めたら」とか、そんな問題じゃありませんでした。
リターンマッチは、「ズブ濡れのおっさん」の完成をもって幕を閉じました。
今年の敗因は、「自分の武器がいきなり使えなくなったこと」です。なんだそりゃ。
次なる戦いに向けた準備は、「ちゃんとした武器を買う」または「2個買う」です。
次こそ、敵をギャフンと言わせてやります。
また来年!