こんにちは。小林陽です。
引くほど寒い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
年も明けて半月以上経ちますが、今回のブログでは年末年始の様子をお伝えします。
クリスマス前くらいに冬休みに入った息子。
漢字や計算の宿題のほかに、毎日の縄跳びも宿題として課されていました。
体育でやるようになったらしく、息子はちゃんと毎日励んでいました。
私が年末年始の休みに入ると、「パパも」の一言で私も一緒にやるハメに、いえ、やることに。
縄跳びが2本あるのがいけなかったですね。間違えました、2本あってよかったですよねホント。
ちゃんとやるのは何年振りか。だらけきった私のふくらはぎも急にトレーニングモード。良い刺激です。
そんな感じで師走を越え、いよいよ令和4年、睦月。
元旦ももちろん縄跳びは欠かせません。私のふくらはぎも筋肉痛でパンパン。
よほど普段運動してないってことですね。
一方我が息子、1月最初の3連休に仲の良いお友達と一緒にスキーキャンプに参加することが決まっていました。
そのまま参加しても良かったんですが、せっかくなので私が休みのうちにスキーに行くことに。
というわけで1月3日、やってきました「ホワイトピアたかす」。
息子のブーツ・板・ストックをレンタルし、いよいよゲレンデに立ちます。
学生時代スキーサークルにいた私はインストラクターのバイト経験があり、子供に教えるのは朝飯前です。
ましてや私はここ数日毎日縄跳びしてるし、余裕っす。
このホワイトピアたかすは子供向けの練習用ベルトコンベアがあり、お子様を教えるのに向いているゲレンデ。
数本滑る中でボーゲン(いわゆる八の字。初歩的な板の形)を教え、ある程度形が出来てきました。
なかなか飲み込みが早い、さすが我が息子。
「リフトに乗る」と言い出す我が息子。その意気や良し、買った。
「まあこれくらい滑れてたらいいか」と思い、2人でリフトに。
甘かったです。斜度がキツくなってビビる息子、滑り出すとスピードを抑えられず、暴走気味に。
私は常にバックボーゲン(後ろ向きの八の字)で息子を見ていますが、そこに息子が突っ込んで来ます。
もちろん私はしっかり受け止めます。私の存在に安心してか、減速を諦めた息子はボーゲンをせず、
結果そのまま息子の板は加速しようとします。それをすべて受け止める。なかなかに体力を削る重労働。
しかし、そこは日本男児のハシクレ。ガシッと受け止め、スピードを抑えます。
がんばれ私の広背筋、頼むぞ私の上腕筋。負けるな私のふくらはぎ。
皆さんはバックボーゲンの経験は無いと思いますが、その姿勢の維持で一番使うのがふくらはぎです。
この日のために(急造で)鍛えてきた(わけではない)私のふくらはぎですが、この時点で雲行きが怪しい。
板ごと息子を引き上げ、一度ボーゲンの形を作らせ、ゆっくり滑らせ、減速しきれず、諦めて私に突っ込む。
そしてそれを受け止める。もう一度息子を止め、また板ごと引き上げ、ボーゲンを作らせ、滑らせ、突っ込んでくる。
そしてそれを(以下同文)。
早くも限界を迎えるふくらはぎ。凝り固まろうとする広背筋。謎のシビレが走り始める上腕筋。滝のような汗。
寒いと思って着込んできたのが間違いでした。まさかゲレンデで筋トレをさせられようとはつゆも思わず。
(以下同文)を何回転かした後、息子を引き留めながらコース下を眺める私。
まだコースは序盤も序盤。センターハウス(休憩所)に集まる人は米粒の大きさ。
あんな遠くまでこれを続けなければならない。オーマイガー。
早くも忍び寄る体力の限界、反省させられる日々の不摂生。スキーとは、日々への忸怩まで強いるものか。
スキーはもっと楽しいもの。そのレッスンだって同じなはず。思てたんとちがう。
とは言いつつも、やるしかない。誰も下に連れてってなんてくれない。
そもそも、ちゃんと教えないと息子が滑れない。
筋トレ、もといレッスンを続けること1時間。コース終盤には息子もゆっくり滑れるように。無駄ではなかった。
ようやく昼にさしかかり、昼食。この時点で私はボロボロ。
早々にラーメンを食べきり、「ほら!早く!パパも行くよ!」とせがむ息子。鬼。
よほど楽しかったのか、休憩するのも惜しい様子。鬼。
「ちょっと待ってよ」の8秒後に「ほら!待ったよ!行くよ!」。鬼。
昼食もそこそこにまたコースへ。またリフトに。怖すぎる。またあれやらなきゃいけないの?
リフトを降りて、すぅーっと滑り出す息子。
あれ?
出来てる?
あれだけ簡単に諦めていた息子が、すぐにボーゲンを作ってスピードをコントロール。
横から見る姿勢も綺麗。あ、これ上手いわ。
あのラーメンにどんな力が?なんつって。
私の筋トレは無駄ではなかったどころか、おかげで息子は完全にコツをつかんだようです。
目覚めさせてしまったようです、スゴくないですか私?
しまいにはバックボーゲンで相対する私に「どいて」と言い出す息子。
カッコいいな、決まってるぞ。
インストラクターによる個人レッスンのお陰で急に上達した息子。
午後もどんどん滑り続け、大満足でスキー場を後にしました。
その後のスキーキャンプは、むしろ物足らないくらいだったそう。上手くしすぎちゃったようです。
「早くまた行きたい!」そりや雪だるまで遊んでいた下の娘も楽しかったようで、
「また行こうね」の約束を取り付けてその日は家に戻りました。
翌日。1月4日。明日5日は私の年始初出勤。ゆっくりする日。
今日も今日とて縄跳びは行われます。不覚。無言で縄跳びを渡す息子。鬼。
忘れてました、この縄跳びを。そしてここに鬼がいたことを。
いつもの笑顔。スキーをしたことを忘れてはいまいか?別にいいじゃん、キミだけやれば。
やらないって言ったからって、ダダこねないでよ。やりゃいいんでしょ?
健康的で活動的で精力的で笑顔の溢れる、拷問。
縄を回しながら跳ぶだけの単純作業。メインに動かすのは、そうふくらはぎ。
雪山で私を、息子を、板を支え続けたふくらはぎ。山を降りてなおしごきまわされるふくらはぎ。もうムリ。
なんかピキピキしてきたけど大丈夫か?
跳び続けるのを止めたとき、着地もしきれずよろめく肉体。
ふくらはぎが示す、せめてもの抵抗。というかただの限界。
年末年始、ずっとふくらはぎだけを酷使してきました。
ちゃんと普段から運動しておかないといけませんね。勉強になりました。ありがとうふくらはぎ。
1月5日、年始初出勤。
涼しい顔して会社の皆さんと話していましたが、まっすぐ歩くのすら怪しいほどにふくらはぎがピキピキ
していたのは、ここだけの秘密ってことでお願いします。