最近、たまたま和菓子をいただく機会が何回かあり、
立て続けに栗きんとんを食べました。
川上屋さん・名古屋の銘店・地元の和菓子屋さん、と三種食べ比べなんてこともして
しましました。
贅沢ですね。。。ありがたいことです。
ということで、今日は栗きんとんのお話です。
栗きんとんといえば、この辺りでは(私だけかもしれませんが)
蒸し栗を裏ごしして砂糖を練りこんでぎゅっと茶巾絞りにしたものを思い浮かべま
す。
栗そのものの味がして、滋味深く、「これぞ和菓子」って感じたりします。
が、
以前京都の和菓子屋さんで、「京都ではそんなもの栗きんとんとは呼ばない」と豪語
する職人さんに会ったことがあります。
京都では、
白あん(だったかな)と一緒に栗を練って粗めに裏ごししてポロポロにしてあんこ玉
に乗せたり、
他の和菓子のようにきれいに形作ったものを「栗きんとん」と言うんだそうです。
その方に言わせると、
「そもそも栗に砂糖を混ぜただけのもの、そんなものは和菓子ですらない」
そうです。
どちらの栗きんとんもおいしいのに
こんなにかわいらしいお菓子にも東西の対立があるのか、と少し面白く思ったり、
場所が違えば、呼び方も、物事も正しい在り方も変わるものなのだなぁと感じたのを
覚えています。
そろりそろりと秋深し
この間登った山で見たご来光が最高にきれいだったので写真を1枚
こんなにきれいな雲海は初めて見ました。
一生忘れられない、光景です